端午節(旧暦5月5日、今年は6月9日)まであと数日、この時期、粽子(ちまき)は人々がこの祝日を過ごすのに必要不可欠な食べ物となる。それは水族館のアシカにとっても例外ではない。吉林省のある水族館では、トレーナーの若者がアシカのために粽子を包んでいた。
6月6日、アシカが「粽子節」を迎える水族館を取材したところ、トレーナーの満玉忠さんとアシカのピーターがちょうどショーに出演していた。ピーターはトレーナーの指導の下、可愛らしい演技を見せて観客の笑いをとっていた。
ショーが終わると満さんはアシカたちのための粽子作りに着手。通常の粽子と異なるのは、アシカたちに与える粽子の具はイワシやサバなどの魚をぶつ切りにして、そのまま粽子の葉で包む点。アシカにあげる時には、葉っぱを開き、魚だけを食べさせる。
満さんが粽子を包んでいるのをアシカは落ち着かなげに眺めており、この心のこもった祝日の贈り物が待ちきれないようだった。満さんは「これは私が初めて作った粽子。アシカたちには楽しい端午節を過ごしてほしい」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月8日