今年の6月20日に中国伝統的な祭り――端午節を迎える。端午節は毎年の旧暦5月5日で、端陽節、午日節、五月節、五日節、艾節、端五、重午、午日、夏節などとも呼ばれ、従来は夏に無病息災を祝う祭日だった、後に楚の国の詩人・屈原が端午節に川に身投げして死んだことから、屈原を記念する祭日となった。>>
端午節の由来には、主に次ぎの4つの説がある。
端午節は歴史上の偉大な民族詩人の屈原を記念するというものだ。屈原は戦国時代の楚の国の人で、楚の威王五年の夏暦の正月七日生まれ、または楚の宣王二十七年生まれ、楚の襄王九年没とされる。
端午節は伍子胥の命日だ。伍子胥は楚の国の人で、父兄がみな楚王に殺され、後に呉に行き呉の国が楚国と戦うのを助けた人物だ。呉王闔廬の死後は子供の夫差が後を継いだが、夫差は後に中傷を信じて子胥にこれで死ぬようにと宝剣を授けた。子胥は忠義のために死ぬことを恐れず自害した。子胥の死後、夫差は命令を下して子胥の遺体を皮で包んで五月五日に川へ投げ入れさせたため、端午節は伍子胥を記念する日になったという。