中国大陸部初のディズニーランド、上海ディズニーランドが16日、正式に開園した。記者はこれまでに2度にわたり建設現場を取材し、ファンタジックな世界に隠されている「魔法」の秘密に迫った。科技日報が伝えた。
パレードのルートには、世界最新の科学技術の成果が集まっている。電線やケーブルは事前に音響や街灯の中に埋め込まれ、制御室と連結している。車が通過すると、ワイヤレス感知・認識システムにより、さまざまな効果を生むことができる。
プロジェクト技術マネージャーの張友傑氏は、「パーク内を一周しても2時間もかからないが、地下の配線・配管の長さは1100キロに達し、上海市から天津市までの距離に相当する。パーク内の水、暖房、電気、ガスなどの配線・配管のほぼすべてがここを通過すし、上下11層に重なって交錯しているところもある。配線・配管は地下9メートルに埋められている。さまざまな複雑な状況に対応するため、プロジェクト部は建築情報模型「BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)」技術を使い、建築物の実際の情報をシミュレートした。伝統的な二次元の図面と比べ、BIMは動的な3D図面を提供するようなもので、すべてをより正確に把握できる」と説明した。
10万枚以上の図面を実際の建築物と正確に結びつけるため、天宝ロボット、3Dリバーススキャン技術などの「ハイテク」が駆使されている。図面や座標などの情報を入力し、アングルを設定するだけで、システムは自動的にレイアウトが必要な方向を向き、360度の全方位の捕捉を行い、プロジェクトの実情と設計の誤差を分析する。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年6月16日