中国科学院は14日、北京で「中国の住みやすい都市研究報告」を発表した。中国40都市を対象に実施された調査で、住みやすい都市トップ10に入ったのは、青島、昆明、三亜、大連、威海、蘇州、珠海、厦門、深セン、重慶だった。北京と広州の住みやすさ指数はそれぞれ56.24ポイントと56.78ポイントで、ワースト1位と2位だった。人民日報が報じた。
京華時報の報道によると、40都市の住みやすさへの評価を比較すると、住民の評価得点が最高だったのは公共サービス施設の利便性。そして自然環境の快適度、人的、文化的環境の快適さ、交通の利便性、環境の健全度、都市安全性と続いた。
上記6大指標のうち、得点が最低だったのは都市の安全性。ただ、深セン、北京、上海などの一線都市の安全性に対する評価は比較的高かった。
公共サービス施設に対する評価が高かった都市には、上海、広州、深セン、北京などの一線都市のほか、南京、青島、成都、済南、昆明などの人気観光都市も入った。
また、東部の沿海都市は自然環境が良く、住みやすさ度が高い。この点で、評価が高かった都市トップ5は、上から順に深セン、上海、蘇州、青島、南京だった。
交通の利便性に対する評価が高かったのは厦門、蘇州、済南、海口、銀川などで、威海、石家荘、昆明などの評価も比較的高かった。これら都市は主に2-3線都市だ。