2016年6月17日  
 

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「傅山の追っかけ」を自称する日本人博士の堀川英嗣さん

人民網日本語版 2016年06月17日14:31

日本語を教える堀川さん。

「ついに『傅山(ふざん)全書』を手に入れた。皆さんご苦労様でした」。16日正午、中国で博士号を取得した堀川英嗣さん(38)は、微信(WeChat)のモーメンツにそう投稿し、メッセージと共に真新しい「傅山全書」20冊が彼の本棚にきれいに並べられた写真が添えられていた。「傅山全書」編集委員会のリストには彼の名前も入っている。中国新聞網が報じた。

明代末期・清代初期の中国の道家の思想家で書道家、医学家でもある傅山は、山西省太原市出身で、顧炎武らと共に、清末から民国初年の歴史学者・梁啓超に「清初六大師」と称された人物。

中国に来て14年になり、「傅山の追っかけ」を自称する堀川さんは、傅山の石碑を探すために、山西省の村や寺を訪れている。

眼鏡をかけている堀川さんはいつも笑顔を絶やさず、書道が大好きで、中国文化に夢中な男性だ。太原市で留学していたため、堀川さんの中国語には山西省のなまりが染みついている。このほど、論文の答弁をクリアし、山西大学文学院古代文学の博士号を取得した。堀川さんは山西省で初めて博士号を取得した外国人となる。

書道好きが高じて、日本の桜美林大学で中国語を専攻していた大学2年生の時、堀川さんは太原師範学院の書道学部で客員教授をしていた日本の著名書道家・今川鷗洞さんの付添いとして太原市を訪問した。3週間という短い期間だったが、堀川さんは太原市にとても良い印象を抱き、「ここでは先生が皆まるで父親のようで、学生ととても仲が良かった。それは、日本ではとっくになくなってしまったもの」と話す。


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