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6月でも中国に雪が降る理由は?北極科学観測がその秘密に迫る

人民網日本語版 2016年07月26日14:37

中国第7次北極科学観測隊は11日に上海を出港し、このほど北極海への進入に成功した。計128人からなる観測隊員には米国とフランスの大学から来た外国人研究者3人が含まれる。観測期間は78日間を予定しており、9月26日に上海に帰港する。中国科学報が伝えた。

観測隊首席科学者、中国極地研究センター副主任の李院生氏は「南極と比べ、北極の方が中国に明らかな影響を及ぼす。北方の寒波の多くは北極海から生まれており、そのため、中国北方では6月でも雪が降ることがある。北極環境の急速な変化に対する観測は、中国の気候研究に対して重要な意義を持つ」と指摘した。

李氏は「しかし北極には領土・領海の所属関係があるため、国家クラスの科学観測基地の建設には一定の難度がある。そのため極地海域の長期的・連続的な定点観測データが不足している。先進的な観測手段、例えばリモートセンシングや観測用ブイの投入などにより、長期的・系統的・連続的に観測資料を入手することが、中国の船による北極海観測の重要な補完となる」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年7月26日

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