2016年7月26日  
 

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一定規模以上の工業企業 安・進・難で生産額6%増

人民網日本語版 2016年07月26日14:06

工業・情報化部(工業・情報化省)の馮飛副部長は25日に行われた国務院新聞弁公室での記者会見で「今年上半期には、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の生産額が前年同期比6%増加した。うち第1四半期(1-3月)は同5.8%増加、第2四半期は同6.1%増加した。工業大分類による41産業のうち、19産業で増加率が前期を上回った。上半期の工業運営は3つの表現で概括することができる。緩やかさの中で安定に向かう、安定の中で進歩を求める、進歩の中には困難もある、の3つだ」と述べた。

▽上半期工業運営はどうみるか

馮副部長は、「緩やかさの中で安定に向かう状況は主に次の3方面に現れている。1つ目は一定規模以上の工業企業の生産額の増加率が安定し、上半期は6%増加し、年度初めにうち出された増加率の目標値と基本的に一致したことだ。工業の安定成長を支える製造業の役割が強まり、上半期の製造業生産額は同6.9%増加し、第1四半期に比べて0.4ポイント上昇した」と指摘した。

馮副部長は続けて、「2つ目は工業企業の利益が著しく改善されたことだ。1~5月には一定規模以上の工業企業の主業務による収入が同2.9%増加し、増加率は前期を0.5ポイント上回り、利益は同6.4%増加して、昨年の持続的なマイナス成長の状態から転換した。そのうち製造業の利益は同12.5%増加した。工業大分類41産業のうち、33産業は利益が増加したか前期の水準を維持した。損失を出した企業の損失率は16.6%で、5年ぶり最低の水準となった」と述べた。

さらに馮福部長は、「3つ目は、積極的な兆しが目立って増えていることだ。工業製品出荷価格指数(PPI)の低下幅が縮小を続け、製造業購買担当者指数(PMI)は4ヶ月連続で景気と不景気のボーダーラインを上回った」と述べた。

馮福部長は安定の中で進歩を求めることについて、「3方面に現れている。1つ目はハイテク製造業の増加率の加速だ。上半期にはハイテク産業の生産額の伸びが工業全体の伸びを4.2%上回り、ハイテク製造業の占める割合が12.1%に達した。2つ目は伝統的産業のモデル転換・バージョンアップの歩みの加速だ。そのうち設備製造業の生産額は同7.8%増加し、増加率は前年同期を2.1ポイント上回った。軽工業と繊維産業の1~5月の利益の伸びは11.2%と5.8%だった。3つ目は過剰生産能力の削減と弱点の補強が積極的な進展を遂げ、工業分野の供給側構造改革の政策効果が現れ始めたことだ。大まかな統計によると、上半期に削減した鉄鋼の過剰生産能力は1300万トンあまりに達し、今年の目標任務の30%を達成した。粗鋼生産量は同1.1%減少し、1~5月には鉄鋼産業が赤字から黒字への転換を果たした。1~5月の一定規模以上の工業企業の主業務収入100万元(1元は約15.7元)におけるコストが0.22元低下し、約3年ぶりに同期の最低を更新した。また工業企業の技術改良への投資が同14.5%増加した」と述べた。

馮副部長は、「進歩の中には困難もあり、その困難も3方面に現れている」として、次のように述べた。「1つ目は有効需要が全体として落ち込んでいることだ。輸出が持続的に低迷し、上半期の工業分野への投資の増加率が4.2%にとどまり、民間投資の増加率も2.8%にとどまった。2つ目は新旧の動力の転換にまだしばらく時間がかかることだ。3つ目は一連の資源依存型省区市、重化学工業の占める割合が高く産業構造が比較的単純な地域、採鉱業、および金属精錬業で下押し圧力が強く、直面する困難も多いということだ。下半期工業経済には引き続き不確定性が多く、そのため政策により力を入れ、工業の安定に向けた好調な流れを維持する必要がある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年7月26日

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