現地時間14日夜、仏ニースでトラック突入事件が発生し、現在までに子供を含む77人が死亡し、20人が負傷している。ガーディアン紙の報道によると、オランド大統領は本件を受け、記者会見を開き、今回の事件のテロの可能性を否定出来ないと述べ、全国非常事態期間を3ヶ月延長すると発表した。
仏検察当局によると、「テロ」に対する調査がすでに始まっているということだ。テロ対策専門家で中国現代国際関係研究院テロ対策研究センター長の李偉氏は中国メディアに対して「フランスで発生した数件のテロ事件のうち、大型トラックで突入するといったケースは存在しなかった。これは恐らく初めて、念入りに計画されていたテロ事件と言えるかもしれない。襲撃者はトラックという大型民間交通ツールを使い、さらにわざわざ革命記念日を選び、革命イベントに参加する多くの人々が遊歩道に集まっている時を狙って攻撃を仕掛けた。その殺傷力は、自爆テロに使われる小型車を大きく上回っている」と指摘した。
李氏は「これはテロ事件だ。イスラム国と関連するSNSで歓喜の声が上がっていることから、この事件がイスラム国と関係しているか、その思想の影響を受けた者による犯行とみられる。調査の展開により、襲撃者の個人情報、経歴、これまでの活動内容、オンライン・通信ツールに残した形跡などが明るみに出るだろう。これによりテロ事件の黒幕を判断するための、より多くの情報が浮かび上がるはずだ」と述べた。
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