黄玉斌ヘッドコーチは、「発言権がない」と肩を落とす。欧米の審判がずっと過半数を占め、ルール変更を毎回主導している。近年、日本の審判も発言権を有するようになり、日本選手の名前が付けられた体操の技も増えている。一方、現在、国際体操連盟に所属する中国の審判2人も重要な立場にはない。
審判は主観的に「美しい」かを判断するほか、最も基本的な「人材」にも課題がある。米国の4000以上の体操クラブが次々に選手を輩出しているのに対し、中国では登録されている体操選手が約2000人にとどまっている。つまり、スタート地点で既に「負けている」と言えるのかもしれない。
しかし、中国の体操チームは若いとはいえ、人目を引く点もきちんと残している。ロンドン五輪の男子個人総合の決勝に、中国からは誰も出場できなかったものの、今回のリオ五輪では、林超攀選手と■選手が出場し、5位と6位に入った。また、女子個人総合では商春松選手と王妍排選手がそれぞれ4位と6位に入った。また、王選手は跳馬と床運動でも5位に入賞した。これにより中国の体操女子が弱点を補い、反撃の一手に繋がるだろう。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月18日
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