中原地産研究センターがまとめた統計データによれば、8月15日現在、一線都市の住宅用地供給量は865万平方メートルにとどまり、過去数年間の毎年3千万平方メートルを基準とすれば、今年は8カ月でこれまでの28%しか達成していないことになる。
中原地産の張大偉チーフアナリストは、「一線都市では土地供給が減少したことから、豪邸の取引の割合が目立って上昇し、限られた土地は基本的に『地王』のものになっている。資金ラッシュにもまれる中、一線都市の土地不足は市場価格の急速な上昇を招いている。また不動産購入希望者は土地の売り出しが減少すると考え、需給構造が再び逼迫した状況になることを懸念し、パニック状態で不動産市場に駆け込むようになる」との見方を示す。
張チーフアナリストは、「『地王』は未来の市場での販売価格を100%担う存在ではないが、これほどたくさん一度に現れるところをみると、これから不動産価格が影響を受けないでいられるとは考えにくい」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月18日
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