低分子薬が損傷した肝臓の修復と再生を促し、ラットを使った実験で優れた治療効果を示した。この研究は、米国の専門誌「サイエンス」誌の最新号に掲載された。新華社が伝えた。
研究担当者の一人、厦門大学生命科学学院副院長の周大旺教授は「この薬はタンパク質と細胞の水準で高い活性を持ち、また肝切除、タイレノールによる急性肝損傷などにより体内組織が損なわれた多くのラットに対して優れた治療効果を発揮した。肝臓再生初期段階のペースを効果的に引き上げ、急性肝損傷の致死率を大幅に低下させることなどが可能だ」と説明した。
この薬は肝臓以外にも、腸の修復や再生への活用も期待されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月23日
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