ネット通販大手の京東がこのほど発表した「2016年度京東金融ビッグデータ」では、「80後」(1980年代生まれ)がすでにインターネットによる資産運用分野の一大勢力となっており、なかでも男性が資産運用を重視していることがわかった。北京晨報が伝えた。
ユーザー分析では、かつて「60後」(1960年代生まれ)や「70後」(1970年代生まれ)、また「中国のおばさん」達が最も経済力があり、財産が最も豊かな層だと見られていた。しかし京東のビッグデータでは「80後」こそがネットを制覇しており、豊かな資金と優れた頭脳を持つ新たな「金持ち」層となっている。
ビッグデータでは、京東金融において「80後」の金融取引ユーザーは53%にまで達しており、「90後」(1990年代生まれ)は25%、「70後」は15%を占めていた。個人財産を蓄積している「80後」はすでに社会の中核を担っており、新興サービスであるネット取引の受け入れ度もより高く、インターネットをより好む「90後」層の金融投資ニーズも徐々に目立ち始めている。
性別では男性、女性の投資割合はそれぞれ68%と32%だが、これは女性が金融取引に関心がないという訳ではない。データでは、半年内で最もアプリをチェックしたユーザーは68歳の女性(累計延べ1万92回)で、半年内で最も多く投資商品を購入したのは36歳の女性(累計延べ2210回)だった。
地域別では江蘇省、山東省、河北省が「最も投資に力を注いだ省トップ3」に輝き、北京は江蘇省、山東省と並び「最高収益を得た省トップ3」に入った。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年8月23日
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