2016年8月31日  
 

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初めて日本に行って感じたこと(一) 公共バスで見た日本人の「人情」 (2)

人民網日本語版 2016年08月31日09:42

日本で公共バスに乗る時は、カードを使うこともできれば、お金を運賃箱に入れることもできる。運賃箱にお金を入れると自動で記録され、入れた金額が表示される。お釣りも自動で出てくる。このようなシステムは多くの国にない。もちろん、運賃は決して安くはなかった。到着して二日目の早朝、バスに乗る時に車いすの若い女性が乗車するのを目にした。制服を着た運転手がボタンを押すと、バスの後ろのドアからスロープ板が展開され、地面との段差がなくなった。そして、運転手がバスから降りて、女性の乗車を手伝っていた。そして、乗車後も、障害者用の特別席に彼女が座るのを手助けしていた。その全ての過程が円滑で、慣れた手つきであるため、女性も非常に落ち着いていた。このような障害者にもやさしい設計の公共バスやマニュアル化された運転手の仕事は、米国と同じであるが、中国では見られない。

その後も何度が公共バスに乗ったが、高齢者がとても多いことに気付いた。ある時、私は高齢者や障害者などの専用席に座っていたため、高齢の女性に席を譲った。すると、その女性は何度もお辞儀をしながらお礼を言ってくれた。別の時、白髪の高齢者男性が4歳か5歳の女の子を連れてバスに乗っていた。その時私は立っていたため、席を譲ることはできなかったが、普通席に座っている若者や中年の人は、誰も彼らに席を譲らなかった。私の経験からして、中国の都市の公共バスなら、若者は必ず席を譲ると断言できるが、日本では譲る人がいなかった。東京を見渡すために40数階建ての東京都庁に行き、エレベーターに乗った時も同じような光景を目にした。ベビーカーを押しながら、歩ける子供も連れていた夫婦が一番最後にエレベーターから出てきた。米国なら、そのような時、一緒に乗っていた人の誰かが、子供を連れていたりして小回りの利かない家族が先に出られるようにし、エレベーターのボタンもずっと押してくれているものだ。特に、男性はこのような状況下で先に出てくることはまずない。


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