2016年8月31日  
 

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人民網日本語版>>経済

ネット企業が自動車製造に進出 今後は協力がカギ (2)

人民網日本語版 2016年08月31日08:27

▽ネット企業の自動車市場参入で産業の活力が上がる

上海汽車集団の王暁秋副社長(乗用車会社社長、技術センター長)は、「従来の自動車メーカーと比較すると、ネット企業カーには優位性がない。特にハードウェアに関わる優位性、たとえば自動車の金型開発の周期、自動車の研究開発・製造周期などは、フローを参照し段階を踏んで一歩一歩進まなければならず、ネット企業といえども速度を速めることはできない。一連のネット企業が採用するOEMモデルでは、製造コストを引き下げることはできず、かえって一定の制約を受けることになる」と指摘する。

だがアリババと上海汽車がうち出した世界初のネット企業カー「栄威RX5」は、その製造プロセスの初期段階で根本的な動揺や変更は生じていない。

智車優行の共同創設者で最高経営責任者(CEO)の沈海寅氏は、「新エネルギーがネット企業の自動車製造業進出のハードルを引き下げ、自動車製造の構造を分割して機械製造、電気系統(電池、電機、電気制御)、エレクトロニクスバス、操作システムなどいくつかの要素に分けた。それぞれの操作システムは自動車製造業に進出したネット企業の重視するところだ」と話す。

スマート化とネット化を強化し、各種のセンサー、ビッグデータ、アルゴリズム、ソフトウェアシステムを通じて自動車に頭脳と目と末梢神経などの感知システムを搭載し、自動車を個性的で賢く変身させること。これがネット企業が努力して試みていることであり、従来の自動車メーカーに対する優位性の核心でもある。

たとえば栄威RX5に搭載されたアリババのYUNOS for carシステムは、通常の自動車のインターネット機能(IoV)を備えるだけでなく、ユーザーのビッグデータ分析や周辺環境データの分析・整理に基づいて、消費行動を誘導したりプッシュしたりできる。同時に、「支付宝」(アリペイ)などの決済ツールを利用した一定の場面における自動決済機能も実現している。


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