2016年9月1日  
 

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初めて日本に行って感じたこと(二)中日のプロフェッショナルな精神と社会管理の差 (2)

人民網日本語版 2016年09月01日10:25

中国の社会管理に欠けているのが、このような細やかでプロフェッショナルな精神だ。責任感ある注意の呼びかけは、多くの人の行動に影響を与えるものだ。また、プロフェッショナルな設計も、安全性を向上させ、市民の行動に影響を与える。筆者は、中国のある中小型観光都市でそのような現象を目にした。大勢の歩行者が一斉に道を渡ってバスターミナルへ向かっている道路には横断歩道があったものの、そこを通る車を停止させるものもなければ、人もいなかった。歩行者は確かに横断歩道を通って向かいのバスターミナルへ行かなければならないのだが、車に停止する義務はない。その結果、いわゆる「中国式道路横断」が生まれ、たくさんの人が車と駆け引きをしながら道を一気にわたるようになった。そのようにするのは、歩行者は車が突っ込んでくることはないと分かっているし、車のほうも暗黙の了解で止まって、歩行者に道を渡らせるからだ。しかし、このような、暗黙の了解に頼った安全は、長い目で見ると、市民の行動規範を破壊し、ルールを無視することを許してしまうことにつながる。それは、運とテクニックだけに頼って道を渡っているだけで、車も歩行者も、道を渡る時の人と車の関係を正しく学んではいない。しかし、政府がそこに、歩行者が先に道を渡るために、車が数秒間停止するようにする信号などを設置すれば、車と歩行者はその正しい関係を少しずつ知るようになり、横断歩道も単なる形だけのものではなくなるのではないだろうか。


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