アリババの西渓園区(写真はCFP視覚中国より転載)。
そしてアリババがある西渓園区にほど近い夢想小鎮(夢の町)では、たった1年あまりでインターネットベンチャープロジェクトが680件以上集まり、ベンチャー人材は6400人に上り、杭州におけるベンチャーのメッカとなりつつある。外国人記者の取材チームはこのベンチャー人材が集まって生活する、交流、娯楽、科技体験が一体化した「U+マンション」と、数多くのモバイルインターネットの優秀プロジェクトを生み出すインキュベーションに非常に高い興味を示している。ドイツ「ディ・ヴェルト」紙のジョン・エーリン記者は「イノベーションとベンチャーは中国が現在その実施に力を入れている点であり、中国経済が努力する方向でもある。夢想小鎮はまさにその縮図の一つだ」と語った。
イノベーションとベンチャーの街である杭州市は世界に向けた広い視野を持ち合わせている。「インターネット+」と「メイド・イン・チャイナ2025」のチャンスを生かし、「インテリジェンス産業と産業のインテリジェンス化」をそのコアに据えた情報経済とスマート製造が杭州の発展に持続的なエネルギーを与え続けている。2015年、杭州のハイテク産業付加価値額は1212億6千万元(1元は約15.5元)に達し、前年同期比9.8%増で同市情報経済のGDP成長の寄与率が50%を上回った。
アリババの電子商取引における伝説から夢想小鎮のベンチャー熱、さらには「クラウド杭州」におけるインターネットのすばらしさに至るまで、杭州はすでにイノベーション中国の活力ある縮図となっている。この時代の息吹を感じさせてくれるイノベーションとベンチャーの街は今、G20 の到来を静かに待っている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年9月3日
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