▽ビジネスモデルにハードル 廃れることはない
今月9日に同総局が発表した「ネットワーク視聴番組の中継サービス管理強化に関連した問題に関する通知」によると、オンラインで視聴する番組を中継する機関には、法律に基づいて中継サービスを提供することが求められ、「情報ネットワークにおける視聴番組中継許可証」を取得していない機関と個人は許可証が必要になり、ハードルに直面することになった。許可証を取得していない機関と個人は個人によるショーを中継することもできないし、ニュースやバラエティなどの番組を手がけることもできず、番組の中継チャンネルを開設することもできないとされた。多くの業界関係者が、「人気が出始めたばかりの『ECプラス中継』モデルにただちに寒風が吹き付けることになった」との見方を示す。
ネットの専門家である中国インターネット協会「インターネットプラス」研究コンサルティングセンターの李易副センター長は、「ECの中継は、実際にはインターネット版のテレビショッピングだ。異なるのは、ネット中継は視聴者の数を計算することができ、キャンペーンを通じて視聴者を実際の有効ユーザーにすることができ、連携効果を直接反映することができるという点だ。これはユーザーのデータを蓄積する上で非常に価値あることだ」と話す。
魯氏は、「中継がECにおいて急速に廃れることはあり得ない。ユーザーは携帯電話でネット有名人やスターに接触するのが好きで、一連の商品情報を中継を通じて伝えるのは非常に簡単なことで、とてもよい方法だといえる。短期的にはこのやり方がなくなることはないだろう」との見方を示す。
▽コンテンツが重要な突破口
今後の発展について、艾媒諮詢の張毅最高経営責任者(CEO)は、「資本サイドは数年前からネット有名人に注目していたが、ネット有名人は不確定性が高い、ユーザーの関心が持続する時間が短い、コンテンツが道徳規範に合致するかどうかといった懸念が常に存在していた」と振り返る。
幸いなことに、業界はすでにコンテンツの重要さを認識している。最近も京東の中継プロジェクト責任者が、「オンライン中継は実質的には新たなコンテンツのスタイルであり、伝統的メディアと同じく、重点はやはり内容にある。今後は中継コンテンツの数が急増するにつれ、真に価値あるコンテンツでなければ定着できなくなるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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