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中露合同軍事演習「海上連合-2016」で実現された3つの「初」

人民網日本語版 2016年09月21日11:11

 演習項目の訓練をすべて完了し、8日間にわたった中露合同軍事演習「海上連合-2016」が19日に湛江市で閉幕した。中国新聞網が伝えた。

 今回の演習はここ5年間で中露両国海軍による6回目の合同軍事演習となった。今までの演習と比較すると今回は「実戦化、情報化、規範化」という特徴がより突出しており、「海上連合」シリーズ演習における3つの「初」を実現した。

■ 初めて仮想敵と味方の双方に分かれ「背中合わせ」による作戦展開

 初めて仮想敵と味方の双方に分れて「背中合わせ」による作戦計画を展開し、実兵対抗を行ったことが今回の演習の目玉の1つだったといえる。「赤」グループの2つの艦艇編隊は演習に参加する中露海軍艦艇による混合編成で、中国海軍の艦船、潜水艇、戦闘機からなる「青」グループと合同防空、合同対潜、実弾訓練など10項目以上の演習を展開した。

 演習では、「赤」、「青」グループは「互いに見えない」ように配置され、合同監督部が定める作戦計画を受けてから、それぞれ計画に基づき、それに応じた行動を起こす。また相手の動きに応じてそれに対抗する措置を講じるといったように海上戦の複雑さをより反映させる演習となった。

■ 初めて「海上連合」シリーズ軍事演習専用指揮情報システムを起用

 演習に参加する両グループの兵力の混合編成も今年度の中露合同軍事演習の注目点の1つだ。中露間には言語、戦術など差異が存在している。そのため今回の演習では中露双方を高度に融合させた上で、初めて「海上連合」シリーズ軍事演習専用指揮情報システムを起用し、双方の「情報ボトルネック」を打破することによって歩調一致の実現に役立てた。

■ 初めて合同立体島奪還・支配項目を演習

 注目に値するのは、今回の演習で中露海兵隊は初めて合同立体島奪還・支配項目について演習を行った点だ。中国側海兵隊の石志剛指導官は「交流の支障や作戦構想、作戦原則に存在する差異は混合編成した兵力の指揮協同、組織・運用などの難度を高めた」と述べた。(編集LX)

 「人民網日本語版」2016年9月21日

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