国防部(国防省)の楊宇軍報道官が、中国の平和維持部隊に対する非難について質問に答えた。
【記者】外国メディアの報道によると、米ワシントンに本部を置く非政府組織「Center for Civilians in Conflict」(CIVIC)はこのほど、7月に南スーダンの首都ジュバで起きた大規模な衝突事件への国連平和維持部隊の対応に関する報告を発表した。報告は、中国の駐南スーダン平和維持部隊の任務遂行時の行動を非難している。これについてコメントは。
【楊報道官】中国の平和維持部隊に対する報告の非難は全く事実と合致しない、悪意ある誇張だ。
7月11日、南スーダン国内の衝突双方は武装ヘリコプター、戦車、歩兵戦闘車などの重火器を用いて、国連駐屯地近くで激しく交戦した。流れ弾の一部が難民キャンプ内に落下したため、驚き慌てた一部の難民が鉄条網を突破して国連駐屯地に進入した。国際連合南スーダン派遣団の指令に基づき、国連の警官、ネパールの機動隊、中国の平和維持歩兵大隊の一部兵力が共に、状況のコントロールに尽力し、難民を落ち着かせ、適切な場所に移した。
現在、国連が衝突時の平和維持部隊の行動について調査している。国連の調査結果が公表される前に、国連の平和維持活動と平和維持要員に対して、いわれのない非難をするのは何であれ無責任だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月12日
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