国際小型無人飛行機コンクール(IMAV)2016が今週、北京理工大学で開催される。この国際無人機業界のトップクラスの大会がアジアで行われるのは今回が初となる。オランダ、フランス、ドイツ、スペイン、韓国など15ヶ国の無人機チームが出場し、国際小型無人機システムの発展の最高水準を示す。中国新聞網が伝えた。
今回は屋内と屋外の競技に分かれる。うち無人機の環境感知能力と正確な測位能力が最も重視される。これは無人機が自主制御を実現するための重要な前提条件だ。最終的に、屋内・屋外でトップ3が選出される。
屋内のテーマは「海上捜索・救助のシミュレーション」。海洋石油プラットフォームから出火し、プラットフォームの人員が海に落下したことを想定。無人機は消火、水上調査、救助を実施しなければならない。
無人機は屋内の全競技で、完全に自力で任務を遂行しなければならない。人員によるいかなる干渉・操作も認められない。任務は複雑で難易度が高く、無人機のスマート化の程度が試される。無人機の環境感知、自主決定、スマート制御、オンラインリアルタイム任務計画などの、重要技術の水準が示される。
主催者による出場が認められないため、無人機自主制御でトップレベルの北京理工大学は欠場しているが、同校がコンクール開催中に行う無人システム科学技術成果展覧会は多くの人を集めている。偵察・攻撃一体化無人機システム、地上空母無人機動プラットフォーム、訓練シミュレーションシステムなどの先進技術が展示される。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月19日
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