建設中の北京通州行政副センターの行政エリアが20日、正式に公開された。行政エリアは施工中、「ロボット」など多くのハイテク設備を使用。ここは将来的に、グリーン都市、森林都市、スポンジ都市、スマート都市のモデルエリアになる。北京日報が伝えた。
携帯デバイスで施工場所の位置を特定する。三脚にセットされたワイヤーゲージが自動的に動き出し、上下に旋回し、具体的な施工位置を最終確認する。行政エリアの建設では、この三次元レーザーセッティングアウトロボットが活躍している。
設備を操作する北京建工の責任者は「以前は2-3人が半日かけて施工位置を特定していたが、今は1人がロボットを操作するだけで良い。効率は以前の5-6倍になった」と話した。
行政エリアの建設では、さまざまな装置が使用される。各種ケーブルが絡み合い、空間構造が複雑で変化しやすい。同ロボットは現場の実際の風景をスキャンし、点群データを持つ三次元空間を作り、記録と補完を行うことで、品質検査と是正に役立てる。責任者は「ロボットの誤差は1ミリの範囲内で、完全に人の手による現場のセッティングアウトによる誤差の拡大、施工の精度低下や低効率といった数多くの問題を乗り越え、施工品質を向上させることができた」と説明した。
さらに監視ロボットが、施工中の重要工程の全過程を監視する。北京通州行政副センター建設指揮部の責任者は例を挙げ、「監視ロボットは施工中、コンクリート注入の全過程を監視し、動画を記録する。施工中の問題を随時発見し、制御・改善する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月21日
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