中国IT大手のテンセントは19日、業界初のモバイル閲覧行為のデータ分析ツール(略称はTBI)を発表した。TBIはテンセント閲覧サービスの大量の閲覧データを元に作られた、モバイルネットワークのプラットフォームを跨ぐデータ分析ツールだ。これがあればユーザーの特徴を正確に描写し、業界に方針決定の材料をもたらす。企業と個人は、速やかにホットな動向を把握し、マーケティングを展開できる。京華時報が伝えた。
テンセント閲覧指数の担当者である陳静氏によると、TBIのデータ処理技術は主にテンセントが自主開発した機械学習とディープラーニングのエンジンを採用。モデルと語義ネットなどのデータ処理能力を結びつけ、集団的閲覧データを発掘することで、TBIは人々の構成、ユーザーの注目度を察し、その傾向の裏にある原因を導き出すことができる。
陳氏は閲覧行為に基づく、中国女子水泳選手の傅園慧のフォロワーに対する観察データを見せてくれた。彼らは球技を好み、一般的な男性よりも球技に対する注目度は高く、楊乃文(フェイス・ヤン)のように率直な有名人を好み、美容やダイエットに興味はなく、ホラー映画とペットを好む、口コミサイトのアクティブユーザーといった具合だ。こういった深い分析により、取引先にマーケティングプランの参考材料を提供し、決定を導く。具体的にはイメージキャラクターや宣伝ルートの選択、コンテンツのオリジナリティの方向性などだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月21日
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