椅子に腰かける際に、足を組むのが好きという人は多いだろう。あまり美しいとは言えないが、心地がいいことにはちがいない。銭江晩報が伝えた。
高校生の劉くんは、この姿勢を好む一人だったが、彼は今、この姿勢が原因で手術を受ける羽目になってしまった。もし、病院で検査を受けるタイミングがあと少しでも遅れていれば、彼の脚はもう少しで使いものにならなくなっていたかもしれないという。浙江省人民病院では彼のように足を組む習慣が原因で手術を受ける患者が今年に入り4人に上っている。
今年の夏休み、劉くんは家でテレビを見て、ゲームをする日々を送っていた。その後の大型連休中も彼は足を組んだ姿勢でゲーム三昧で過ごした。その結果、「右脚の甲が痺れ、脚を上げられなくなり、歩く際に片脚を引きずる」という症状が出るに至った。
浙江省人民病院神経内科副科長を兼務する神経生理科の張玲菊科長は、劉くんの身体を細かくチェックした後、筋電図検査や神経伝導速度の検査を行い、「腓腹神経麻痺」の診断を下した。張科長は、「腓腹筋(ふくらはぎ)の神経の損傷は、劉くんが足を組んだ姿勢で長時間ゲームをしていたことが原因と思われる」と話した。
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