昨年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)には、取引額が912億元(約1兆3680億円)、配達依頼は4億6700万個に到達し、奇跡的記録となった。では、今年の同イベントでは、どれほどのエネルギーが爆発し、配達依頼数はいったいどれほどの量になるのだろう?物流業界は既に臨戦態勢を取ることができているのだろうか?南方日報が報じた。
中国国家郵政局と阿里巴巴(アリババ)の物流子会社・菜鳥網絡はこのほど、共同で今年のダブル11に向けた準備状況を発表。統計によると、今年のダブル11の期間(11月11-16日)には、業界全体で、昨年より50%以上多い、268万人のスタッフを宅配サービスに投入する。また、車両も昨年比59%増、航空便による輸送量も約40%増にして対応する。国家郵政局は、ダブル11の期間、業界全体で処理される配達依頼数は昨年比35%増の計10億5千万個以上になると予測している。
業界関係者によると、ダブル11の期間には、商品だけでなく、購入したものがいつ発送・配送されて届くのかということにも注目が集まる。そのため、各大手EC(電子商取引)事業者はまだ十分な対応とは言えないものの、物流業界は早くから臨戦態勢に入っている。多くの物流会社が1-2ヶ月前から配達員を募集して、ダブル11に備えている。
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