教育の質がしっかりしている上、留学コストが比較的低く、留学申請が通りやすいなどのメリットが日本留学を選択する主な要因となっている。大学教育の質や、周りの人々との付き合い、留学政策の変化などは直接学生たちの留学生活に影響を与えている。人民日報海外版が伝えた。
高等教育の質の低下への懸念
学生本位で、自身の自主性や思考力、創造力を向上させることが、日本の大学で「成果を得られる」主な要因となっている。しかし、近年日本の大学は世界の大学ランキングで順位を下げ続けており、このことが多くの人の注目を集めている。そこで今回は、日本の大学に在学中の中国人留学生に、日本の教育や日本人の印象などについて聞いた。
現在、関西大学在学中の陳馨婉(仮名)さんは、「ここ数年、日本は義務教育において、『ゆとり教育』や『バランス教育』を実施しており、学生の負担を減らし、大学入学のハードルを下げることを提唱している。受験戦争の熾烈さが低下するのと同時に、学生全体の学力も低下している。これが日本の大学の現状を生み出した原因の一つかもしれない。また、ほとんどの学生が空いた時間にアルバイトをしている。なかにはアルバイトをいくつも掛け持ちし、学業と全く両立できていない学生もいる」と語った。
日本は「少子化」傾向をうけ、大学受験者数が徐々に減少しており、一部の私立大学では毎年定員割れが生じている。ここ数年、日本経済は低迷状態が続いており、教育業界も財政緊縮のあおりを受けている。さらに、日本の大学はもともと国際化が進んでいないという問題もあった。これらの要素が日本の大学の発展を妨げ、大学の教育水準に影響を与えている。
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