もう1つは、戦略的不動性を保つこと。トランプ氏の常軌を逸した言動は中国に探りを入れるものであり、反撃しなければ中国は都合の良い弱者と思われてしまうとの声がある。中国側は米国の対中政策の二面性を良く理解している。トランプ氏の中国関連の言動もこうした二面性の表れだ。二面性である以上、当然1つの手段だけで対処することはできない。戦略レベルから見ると、中国外交の方法は世界の大きな趨勢に合致している。対外戦略をどう調整しようとも、米国が中国との協力を排除するのは困難であり、中国の前進の歩みを揺り動かすのは困難だ。中国は既定の目標に従い、自らを良く発展させ、コミュニティを拡大し、協力・ウィンウィンによって有利な国際環境を築き、米国の敵意ある選択、勝手気ままな選択を制限するべきだ。
米政権交代、中米関係移行の時期に必要なのは、遠大な視点に立った大きな構造と戦略的不動性だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月6日
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