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米国西海岸の海水から福島原発のセシウム134初検出

【中日対訳】 

人民網日本語版 2016年12月13日10:17

米国の科学者は最近、米国西海岸の海水から、2011年の福島第1原発事故の時に放出されたとされる放射性物質セシウム134が初めて検出したと発表した。新華社が報じた。

米メディア「アメリカン・ステーツマン」の報道によると、ウッズホール海洋研究所の科学者ケン·ベッセラー博士が率いる研究チームは、米オレゴン州のティラムック湾やゴールドビーチで採取した海水からセシウム134を検出したという。米国西海岸の海水から福島第1原発事故の時に放出した放射性物質が検出されたのはこれが初めて。

福島第1原発事故では、放射性物質が十数種類放出され、海には主にヨウ素131、セシウム137、セシウム134の3種類が放出された。うち、ヨウ素131の半減期は最も短く、現在、海中や地中などから検出されることはない。また、セシウム137の半減期は約30年と長いため、現在海水から検出される場合、1950-60年代に排出されたものである可能性もある。それに対して、セシウム134の半減期はセシウム137よりもかなり短い。つまり、現在海水から検出されるセシウム134は、福島第1原発事故で排出されたものである可能性が高い。ゆえに、セシウム134も福島第1原発事故の「指紋」と呼ばれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年12月13日

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