中日高級事務レベル海洋協議第6回会議が7~9日、海南省海口市で開催された。中国新聞網が伝えた。
中国側は外交部(外務省)、国防部(国防省)、公安部(公安省)など、日本側は外務省、内閣官房、水産庁などが参加した。
双方は全体会議の他、協議制度下に設けた政治及び法律、海上防衛、海上法執行及び海上安全、海洋経済のワーキンググループ会議を行い、東中国海関連の問題について意見交換するとともに、海洋協力の具体的方法について議論した。
(1)双方は、防衛当局の海空連絡メカニズム第6回共同作業グループ協議を積極的に評価するとともに、同メカニズムの運用を早期に開始するために引き続き努力することで一致した。
(2)中国公安部辺防管理局と日本海上保安庁は、双方の情報交換及び密輸、密航、麻薬取引など国境を越えた犯罪の防止・取締りに関する法執行協力を強化するため、双方の合意に基づき、情報交換ルートを一層強化することで一致した。
(3)中国海警局と日本海上保安庁は、既存の連絡窓口を一層拡充するとともに、同窓口を利用して両国の海上法執行機関間の情報交換と実務レベルでの交流を推進することで一致した。
(4)双方は、2017年3月末までに中日海洋ゴミ協力専門家対話プラットフォームの初会合を開き、マイクロプラスチックの毒性等の分野での研究協力について議論することで一致した。双方はまた、関係分野の専門家の相互訪問及び技術交流の促進、同年の関連シンポジウム開催で一致した。
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