2016年12月13日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中国で年間60万人が過労死 主な原因は「過酷な残業」 (2)

人民網日本語版 2016年12月13日15:33

「過労死」を招く直接的原因となる5大疾病は、順に、冠動脈疾患、大動脈瘤、心臓弁膜症、心筋梗塞、脳出血。このほか、消化器系疾患、腎不全、感染症も「過労死」の原因となり得る。性の疾病も“過労死”を招く。

当然のことながら、「過労死」は臨床医学上の概念だけにはとどまらず、社会医学上の概念をも含んでいるという見方もある。心理学を専門としている侯公林教授は、「まず、ストレスの根本原因を突き止めること。次に、仕事を計画的に進める。水分摂取や睡眠に気を付け、適当な運動によってストレスを解放する。ストレスを抱えた状態で、飲酒や喫煙にふけってはならない」と提案している。

政策による保護という観点から見れば、中国の「労働法」第36条には、「8時間労働」が規定されおり、「毎週の平均労働時間は44時間を超えてはならない」と定められている。このほか、「企業従業員有給年次休暇条例」が2008年に施行された。だが、その後10年近く経過したが、一部の企業にとって、本条例は「ただの紙切れ」に過ぎないのが現状だ。このため、「労働者の権利を保護する法制度が本当に現実社会に浸透しない限り、何の罪もない労働者が次々と倒れる問題は根本的に解決されない」との意見もある。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年12月13日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント