インド紙「デカン・ヘラルド」はこのほど、最新の調査報告で中国が急速に独身大国への道を歩みつつあることが明らかになったと報じた。昨年だけで独身人口は2億人に達し、独身女性36%以上が結婚しないことを選択しているという。環球時報が伝えた。
中国メディアと中国政府はいずれもいわゆる独身ブームがもたらす影響について懸念しているが、人口統計学の専門家は中国におけるこの傾向は将来的にますます勢いが増すだろうとしている。中国の未婚の男女2億人のうち、5800万人以上は現在一人暮らしをしている。2013年の中国の未婚人口の全人口に占める割合は1990年の6%から14.6%に激増している。
人口統計学の専門家は、中国における現代女性の自立が未婚人口の継続的な増加の主な原因の一つであるとしている。2016年のある調査によれば、中国の未婚女性36.8%が結婚しなくてもとても幸せだと考えているとしている。
性科学専門家として中国で著名な李銀河氏は、「中国では、女性は家にいて夫に仕え、子供を教育するというのが伝統的な考え方だ。収入の無い女性は婚姻関係と夫に縛られるが、現代女性は経済力を持つため、それが彼女たちが独身生活を選択することを可能にしている」とする。
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