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日本で独身女性が増加、「ソロウェディングフォト」も人気に

人民網日本語版 2016年01月05日08:21

ウェディングドレス、それはすべての女性の憧れであり、結婚の予定がなく、結婚相手すらいない女性であってもそれは変わらない。日本では結婚率が持続的に低下する中、「ソロウェディングフォト」なる市場が広がりをみせつつある。新華網が伝えた。

名古屋市中区に位置する「ZUTTO PHOTO STUDIO(ズットフォトスタジオ)」は、約1年ほど前から「ソロウェディングフォト」のサービスを打ち出しており、「新婦」一人だけを対象とした写真撮影を行っている。このネーミングの生みの親は、癌を患い30代で余名宣告を受けた女性だ。「何がなんでも自分のウェディングドレス姿を母親に見せたい」という思いを、この写真スタジオが実現した。癌の治療で剃り落とされた髪をカツラで覆い、結婚式さながらに着飾り、家族が同伴する中、彼女は無事写真撮影を終え、安堵の笑みを浮かべてスタジオに心からの感謝を示した。

カメラマン兼同フォトスタジオ経営者の神間浩司さん(42)は、「お客様の幸せそうな様子を見て感動する。以前はカップルばかりだったが、こうした形(ソロウェディングフォト)もあっていいと思う」と語る。

愛知県に住む29歳の女性教員も、母親が癌を患ったことがきっかけでソロウェディング写真を撮ることを決めたお客の一人。「独身は時間と経済的な自由を楽しむことができるが、結婚は縁がないとできない。ソロウェディングフォトを決めたのは親孝行のためで、写真を見て母がどんな顔を浮かべるのか楽しみ」と話す。虚しくないのかと友人に聞かれたこともあった。しかし、撮影を終えた彼女は、「とても満足。やりたいことをやるべきだ」と語った。この日撮影に臨んだ彼女は、真っ白なウェディングドレスに身を包み、とても美しい表情を浮かべていた。

このサービスの価格は、化粧とドレス、250枚の写真と写真集を含め14万円からとなっており、現在日本各地から予約と問い合わせが殺到している。

お客の年齢は20代から60代と広く、若いうちにウェディングドレス姿を撮っておきたいという人から、婚約が解消となり「精神的な調整」が理由という人まで様々。片親家庭の息子が母親への親孝行として、母親にプレゼントするパターンもある。

「ソロウェディングフォトを撮影する理由は様々。マイナスなイメージが取り除かれ流行となってきてくれることを期待している」と神間さんは語った。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年1月5日

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