胡潤研究院が28日に発表した「2018年胡潤世界富豪ランキング」によると、ランク入りした富豪の総資産が前年より31%増加して66兆元(1元は約16.8円)に達し、世界の国内総生産(GDP)の総額に占める割合は13.2%に上ったという。中国証券網が伝えた。
富豪トップ10のうち米国出身者が7人で、トップ3にはアマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)、「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが並んだ。ベゾスCEOの資産は前年比71%増加して世界一になり、バフェット氏は同31%増加、ザッカーバーグ氏は同36%増加だった。
ランキングをみると、中華圏の1位には騰訊(テンセント)の創業者でCEOの馬化騰氏になり、資産額は2950億元だった。同ランキングの開始以来13人目の中国人トップになり、世界ランキングは前年より23位上昇して15位だった。
同研究院の説明によると、騰訊は昨年末、小売分野で活発な動きをみせた。50日の間に、永輝超市、超級物種、カルフール、万達商業に相次いで戦略的投資を行い、紳士服ブランド・海瀾之家も今年1月に騰訊へ株式の5%を譲渡することを明らかにした。
中華圏の富豪ランキングの2~4位には、許家印氏、李兆基氏、馬雲氏とその家族が並んだ。
また統計によると、中国の証券取引所に上場する企業の関係者でランク入りした富豪は米国の2倍以上おり、中国人は601人、米国人は252人だった。
資産額が10億ドル(1ドルは約106.6円)を超える富豪の富の源泉は、引き続き科学技術産業だった。不動産業は製造業を抜いて2位になり、投資が4位だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月1日
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