安徽省蚌埠市の清掃員である陳明さんは、朝早く一日の仕事を開始する。陳さんが所属するチームは、主要道路十数本の清掃を担当する。陳さんは、「以前は1本の道路を清掃するのに時間がかかり、効率も低く、効果も良くなかった。現在はスマート環境衛生システムがあり、清掃車が賢くなり、清掃員の仕事が楽になった」と話し、笑いながら自分の清掃車を軽く叩いた。賢くなったとは、清掃車にGPS観察・車載ビデオシステムが搭載されたことを意味する。ごみ収集から車両走行速度、ごみ運搬回数などをリアルタイムで観察する。またクラウドプラットフォームがビッグデータ分析を通じ、清掃車の走行ルートを改善し、コストを下げる。人民日報が伝えた。
このスマート環境衛生システムは、桑徳集団が開発と運営を担当。同社の新環境衛生技術担当者の崇忠義氏は、「十数年前ならば、ごみ処理にもインターネットを利用できるとは、誰も想像できなかった。インターネット+は、チャンスと挑戦を意味する。伝統的な業界がこの波に乗れれば、新状態で新しい方向を見いだし、さらにはコーナーからの追い越しを実現できるかもしれない」と話した。
陳さんにとって、賢くなったのは車だけではなく、天気予報も含まれる。清掃作業は、屋外での長時間の作業となる。雨や風にさらされるので、適時かつ正確な天気予報が特に重要だ。陳さんはスマホを使うようになってから、毎日作業前にアプリを使い、リアルタイムの天気予報をチェックするようになった。
気象情報アプリを提供する墨迹天気の創業者兼総裁の金犁氏は、「インターネット+は重要な中枢で、外出・デリバリー・交通など都市生活の各方面をつなぐ。ビッグデータとクラウドプラットフォームにより、気象情報が簡単に入手できるようになる。携帯アプリを起動するだけで、所在地の最新の短時間予報を確認でき、人々の生活が便利になった」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月28日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn