上海浦東開発銀行(浦発銀行)と澳際教育集団はこのほど、グローバル戦略協力協議に関する合意書を取り交わした。双方は、留学サービスと金融サービス、各方面において深いレベルで資源を統合し、「ワンストップ式」海外サービスシステムを構築させ、海外留学生の消費・サービスアップグレードに向け、適切な保障を提供する。北京日報が伝えた。
統計データによると、2016年、中国から海外に出国した留学生は54万4500人、うち私費留学生は49万8200人に達した。また、海外留学生を抱える世帯の留学関連費用総額は、年間4千億元(約6兆8400億円)を上回る。授業料の納付、生活費の送金・管理、海外での消費支出などの問題は、多くの家庭にとって悩みの種となっている。浦発銀行は、「海外学費ワンクリック送金」サービスをスタートさせており、学生又は保護者は、同行の携帯バンキングあるいはネットバンキングを利用すると、わずか10分間で操作が完了し、早ければ2営業日以内に学費が海外の大学の銀行口座に入金される。また、「オンライン資産証明」については、ユーザーは大使館のホームページまたは浦発銀行の携帯バンキングを通じて、預金残高証明書の発行申請を行うだけで、銀行の支店・営業所に出向くことなく、ワンクリックで証明書が自宅に送付される。
海外旅行や留学需要は、数年前から高まり続けている。海外金融市場は、1兆元(約17兆1千億円)規模の市場に成長する可能性が高いと予想する専門家もいる。各銀行は、「ワンストップ式」海外金融センターを続々と創設し、総合サービスに力を注いでいる。ビザの申請・外貨両替・資産証明から、海外旅行保険・レンタカー・海外での住居賃貸・法律的援助に至るまで、各種サービスが取り揃っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月23日
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