「中国天文年歴」によると、7日午後1時38分に二十四節気の「立冬」を迎えた。この日から、冷たい風が吹き、地面は冷たくなり、水が凍りはじめ、少しずつ寒くなっていく。健康専門家は、体が冷えないように暖かい服装をし、早寝早起きを心掛け、バランスの取れた食事を取るようにと呼びかけている。新華社が報じた。
天津市天文学会の趙之■(■は王へんに行)理事によると、立冬は二十四節気の19番目で、この日から冬が始まる。この時期はまだ冷え込みは厳しくなく、都市部・農村部ともにきれいな紅葉を楽しむことができる。
昔から、中国では立冬は非常に重要な節句とされてきた。史料の記載によると、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬が四立(しりゅう)と呼ばれ、古代社会において重要な節句だった。この日、天皇・皇帝は数多くの役人を率いて、都の北郊に祭壇を設置し、冬を迎える儀式を行った。
今でも、「立冬」の日に、中国の北方地方の人は餃子を食べ、南方地方の人は鶏肉、鴨肉、魚などを食べて祝う。
立冬以降、寒冷前線の活動が活発化する。健康専門家によると、「この時期、中医学では体を温めるとされる『陽気』が潜藏するため、養生という視点から考えると、日常生活において内臓を保護することを中心にし、早寝早起きを心掛けなければならない。また、早朝の運動も太陽が上がり、霧が晴れた後にするようにしたほうがいい。また、『滋陰』(陰を潤す)のものを食べ、栄養補給を始め、バランスの取れた食習慣を心掛けるといい」という。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月7日
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