昨年初め、米化粧品会社・メイベリンは、モデルのアンジェラベイビーを起用して天猫でライブストリーミングを行い、2時間で口紅1万本を売り上げた。フランスの化粧品メーカー・ゲランの広告モデル・楊洋はライブストリーミングで、1日の売上高が120万元(約2040万円)に達し、アクセスするユーザーが771%増えた。オンラインとオフラインで口紅が1万本以上売れ、1日当たりの平均販売数100%増、前年同期比200%増となった。
化粧品メーカー・ ロレアル(中国)のStéphane Rinderknech最高経営責任者(CEO)は、「新たな小売りスタイルの登場で、中国がオンラインの世界市場を牽引するようになり、EC取引からオンライン・オフラインの開通、連結の面で、中国は世界一」との見方を示している。
新しい小売りの概念について、Rinderknech氏は、「とてもおもしろい。オンラインとオフラインがライバル関係になることはもうなく、消費者を中心としてつながっている。消費者が私たちに大きな変化をもたらしてくれた。特に中国では、ブランドはトレンドに絶対について行かなければならない」と指摘。
そして、「新しい小売りスタイルの牽引の下、中国市場は世界市場の先頭に立ち、トレンドリーダーとなっている。中国市場の台頭により、当社のような国際的な化粧品ブランドの内部にも変化が起きている。当社のパリの経営陣らはとても熱心に実務に励んでいる。以前は経営陣が決定したことを私たちが実行していたが、今はそれが逆になっている。首脳陣は私たちに、中国の状況を聞き、私たちのノウハウを他の地域で実行している」と紹介した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月10日
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