今月20日の時点で、中国全土の映画興行収入が500億元(約8500億円)の大台を突破した。年間興行収入が500億元に達したのは初めて。うち、中国国産映画の興行収入が前年比52.4%増の262億元(約4454億円)に達した。興行収入が1億元(約17億円)に達した映画は78作品で、うち39作品が中国国産映画だった。中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局が取材に対して明らかにした。人民日報海外版が報じた。
中国芸術研究院の研究員・賈磊磊氏によると、「中国が映画産業改革を始めた2003年、全国の映画興行収入は10億元(約170億円)だったが、その市場規模は現在、数十倍にまで拡大した。現在、中国には映画スクリーンが5万スクリーンあり、世界最多となっている」という。
2003年以降、中国の映画は毎年平均約30%のペースで発展を続けている。2010年に、全国の映画興行収入は100億元(約1700億円)を突破し、2012年、興行収入が日本を抜いて、中国は北米に次ぐ世界2位の映画市場になった。そして、2013年に、200億元(約3400億円)、2015年に400億元(約6800億円)を突破。さらに、今年500億元を突破し、中国の映画市場と北米市場との規模の差がさらに縮まった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月21日
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