オンラインフードデリバリープラットフォームの「Eleme」と「百度外売」が合併後に初めて姿を現し、「未来の物流」をテーマにした戦略発表会を行い、配達用のロボットやドローンなどのハイテク製品をお披露目した。Elemaの張旭豪最高経営責任者(CEO)は、「店舗による配達、労働集約型の配達に続き、今やリアルタイム配達が技術集約型の配達を可能にする段階にたどり着いた」と述べた。「北京日報」が伝えた。
Elemaが同日発表したデリバリーロボット第一弾は「万小餓」という名前で、主にビル内への配達作業を担当し、すでに上海のいくつかのオフィスビルで試験運用が始まっている。最大積載量は80kgで、一度に3~4種類の料理を運ぶことができ、保温ケースも搭載できる。具体的な流れはこうだ。デリバリー担当者が商品を持ってビルに入り、商品をロボットの「お腹」に納めると、ロボットが自動的に経路を決めて、エレベーターに乗り、指定された階まで行き、注文した人に電話をかけて受け取りを要請する。注文者はロボットのところまで行き、認証のため携帯電話の番号を打ち込むと、「お腹」が開いて料理を取り出せる。
もう1つの注目の的は配達用ドローンだ。名前を「翼」または「E7」というこのドローンは、最高時速が65キロメートルに上り、1分間で約1キロメートル進むことができる。現在の最大積載量は6kgで、8~10人分の出前が可能だ。主に長距離の出前に利用されており、料理を指定された地点まで届けると、デリバリー担当者が受け取って注文者のところまで運ぶ。説明では、Elemaは上海市青浦区との間で合意に調印し、ドローン配達のための基幹ルートを数本確立したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月22日
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