年末が近づき、ショッピングイベントが1つまた1つとやって来る。1年間買い物を我慢してきた人々は、ショッピングシーズンを迎えて浮き足立っている。中国では「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)が終わったばかりの今、海外では「ブラックフライデー」がやって来た。
「ブラックフライデー」は毎年の11月の第4金曜日のことで、米国ではクリスマスセールが始まる日だ。感謝祭が終わり、クリスマスが来るまでの熱狂的な「手切族のシーズン」で、人々はこの数日間に全力で買い物にいそしみ、その様子はさながら中国の「ダブル11」だ。
▽売り場はまるで「戦場」 欲しいものを手に入れるのは困難
米国の売り場では一般的に赤ペンで赤字を記録し、黒ペンで黒字を記録する。感謝祭後の金曜日には、人々が熱狂的に買い物して店側は大きな黒字になるので、商業界で「ブラックフライデー」と呼ぶようになった。またECの発展にともない、「ブラックフライデー」の後には「サイバーマンデー」が控えており、人々はオンラインで「再び一戦を交える」ことになる。
毎年「ブラックフライデー」がやって来ると、店側も消費者も一種の「興奮状態」にる。消費者の多くはこの日をクリスマスプレゼントや値引きされた商品を購入するゴールデンタイムととらえ、店の前で徹夜で行列したり、数日前からテントを張って泊まり込んだりする人もいる。金曜日に店が開いたら駆け込んでお気に入りの商品を手に入れるためだ。
早くから列に並ぶのは、十分に考え尽くされた戦略的行動だといえる。友人たちと相談して一緒に並ぶ人が多く、交代で24時間並び、自分たちの順番をキープする。寒い地方では、並ぶにもそれなりの準備が必要で、防寒着、布団はもとより、暖房器具を持ち込む人もいる。
金曜日がやって来て黒山の人だかりとなった店の中では、割引率が高く、人気のある商品を奪い合う光景がよくみられる。「ブラックフライデー」が終わると、売り場の多くは「荒れ果て」て、まるで「戦いの後」のようになる。
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