「中国地域革新能力評価報告書2017」が、25日に発表された。今年の地域革新総合能力の全体構造には大きな変化があり、広東省が革新能力で全国一になり、江蘇省が9年間に渡り首位をキープしていた情勢を打破した。順位を最も大きく上げた湖北省は、この10年間で初めてトップ10入りを果たした。順位を最も大きく下げたのは黒竜江省で、4位下げて26位まで落ちた。科技日報が伝えた。
同報告書研究チーム長、中国科学院大学中国革新創業管理研究センター長の柳卸林氏は、「全体的に見て、2017年の全国各地の革新能力は安定した成長を見せており、特色ある地域革新モデルが形成中だ。トップを占めている地域は科学技術革新と起業を重視している。資源の不足が地域の革新と起業を刺激しており、顧客駆動型地域の活力が、ハードテクノロジー系革新地域を上回っている」と総括した。
柳氏は、「広東省が高い革新能力を備えているのは、革新・開放の程度が高く、貿易経済が発達しており、かつ市場に活力があり、革新・起業活動が活発で、自由を備えた起業環境があるためだ」と分析した。
同報告書によると、華東地区7省・直轄市の革新能力が全国で上位につけている。福建省と江西省以外の地域は全国トップ10に入っており、順位も安定している。華南地区は広東省を除き、海南省と広西チワン族自治区の順位が低下した。
一方で東北三省の革新能力の建設は振るわなかった。華北地区では、北京市と天津市が上位につけたが、河北省、山西省、内モンゴルは順位が低い。特に山西省はこの3年間常にランキング下位となっており、モデルチェンジのプレッシャーが拡大し続けている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月27日
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