外交部(外務省)は21日、李克強総理による第6回中国―中・東欧諸国首脳会議出席、ハンガリー公式訪問、ロシアで開かれる第16回上海協力機構加盟国政府首脳(首相)理事会会議出席について、国内外プレス向けブリーフィングを行った。王超外交副部長(外務次官)、李恵来外交部長助理(外務次官補)、李成鋼商務部長助理(商務次官補)が説明を行った。
(王超氏)李総理はハンガリーのオルバン首相の招待で、11月26日から29日にかけて、同国で開かれる第6回中国―中・東欧諸国首脳会議に出席するほか、同国を公式訪問する。今回の会議は「16プラス1協力」の始動から5周年にあたり、「16プラス1協力」の深い発展の推進、中国と欧州の包括的・戦略的パートナーシップの促進にとって重要な意義を持つ。今回の首脳会議のテーマは「経済・貿易・金融協力の深化、互恵・ウィンウィンの発展の促進」だ。会期中、李総理は16プラス1首脳円卓会議、第7回中国―中・東欧諸国経済貿易フォーラム開幕式に出席し、16カ国首脳と共に「16プラス1協力」事業協定の署名に立ち会うほか、中・東欧諸国首脳と二国間会談を行う。
17カ国首脳はコネクティビティ、貿易・投資、金融、グリーン経済、科学技術革新、人的・文化的分野の交流と協力の強化について重点的に協議するほか、関心を共有するグローバルな議題について踏み込んで意見交換する。会議後、「中国―中・東欧諸国協力ブダペスト綱要」「ブダペスト会議成果リスト」「中国―中・東欧諸国協力5年成果リスト」を発表する。
(李恵来氏)李総理はロシアのメドベージェフ首相の招待で、11月30日から12月1日にかけてソチで開かれる第16回上海協力機構加盟国政府首脳(首相)理事会会議に出席する。李総理は各規模の会談、記念撮影、調印式などに出席するほか、各国首脳と二国間会談を行う。
李総理による同会議出席は、第19回党大会後のユーラシア地域に向けた重要な外交活動であり、上海協力機構の加盟国拡大後初の首相会議でもある。加盟国拡大後初の輪番議長国として、中国側は各国と共に、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設協力の深化を推進し、戦略の連携、コネクティビティ、生産能力協力、人的・文化的交流の強化・発展について新たな共通認識を形成する。会議は慣例によって共同声明を発表し、複数の決議を採択する。各国の互いの努力で、今回の首相会議は新情勢下で上海協力機構の各分野の協力をより高い水準へと進め、地域の安全・安定・発展・繁栄を促進するために新たな貢献をなすと信じている。
(李成鋼氏)中国側は今回の会議に経済・貿易分野で3つの点を期待している。第1に、貿易・投資協力を推進し、経済成長の新たな原動力を掘り起こす。第2に、協力分野を拡大し、発展に原動力を加える。第3に、共同で多角的貿易体制を支持し、保護貿易主義に反対する。中国側は各国と共に、今回の会議が積極的・実務的な経済・貿易上の成果を得て、上海協力機構の地域経済協力を新たな段階へと導く後押しをしたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年11月22日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn