地図アプリ大手の高徳地図は27日、交通運輸部(省)計画研究院、交通運輸部科学研究院と共同で、「2017年第3四半期中国主要都市交通分析報告」を発表した。これによると、監視測定の対象となった都市のうち、今年第3四半期(7-9月)の渋滞状況が横ばいまたは低下傾向となった都市は約8割に上った。同時期の「渋滞」都市ランキングでは、済南が首位に返り咲き、ハルビンと北京がそのあとに続き、大連や昆明がトップ10に再びランクインした。北京日報が伝えた。
報告によると、2017年第3四半期、高徳地図交通ビッグデータ監視測定の対象となった国内100主要都市のうち、42%の都市の渋滞遅延時間指数は前年同期比ほぼ横ばい、37%が低下した。データを総合的に見ると、各地の渋滞対策効果がようやく表れ始めたことが分かる。
たとえば、今年第3四半期の「渋滞」都市ランキング上位3都市は、済南、ハルビン、北京だった。都市道路網の建設と総合渋滞対策が功を奏し、これら3都市の渋滞指数は前年同期に比べ大幅に上昇することはなく、通常時間帯の車両走行スピードも、程度の差はあれ軒並み上昇した。また、石家荘、貴陽、塩城、厦門(アモイ)、青島の5都市では、第3四半期の渋滞指数下落幅はいずれも8%を上回り、なかでも石家荘の下降幅は9.9%に達した。
日常生活において、道路網の建設や交通事故などの原因を除き、運転手の常日頃の運転習慣が渋滞に及ぼす影響は、実のところ決して軽視できない。突然Uターンすることが事故につながり、それが30分の道路渋滞を生む可能性は大いにある。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月28日
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