10月に北京で取引された中古不動産は6371件で、今年の最低記録を更新した。不動産仲介業者が打ち出す取引価格も、6ヶ月連続で小幅に低下した。取引量減少の背景には、仲介業者による新築物件の売り出し件数の増加がある。業界の分析では、取引が全体として低迷する中、一連の硬直的な改善ニーズをもった買い換え希望のオーナーが、今や取引の主役になりつつあるという。「北京日報」が伝えた。
麦田不動産ブローカー有限公司がまとめた統計によると、10月の新築物件の売り出し件数は、前月比30%増加し、今年の3月以降の最高記録を更新した。オーナーが価格を調整した不動産資源をみると、値下げ調整の割合が92%に達し、割合は前月を小幅に下回ったが、ここ数ヶ月間の高い割合は続いている。たとえば10月1日には90平方メートルの中古物件は900万元(1元は約16.8円)で取引されたが、おとといには同じタイプの物件が830万元になり、約1ヶ月で70万元値下がりした。高かった3月の価格に比べると、値下がり幅はさらに大きくなる。
また今後の市況への見方が変化したため、ますます多くのオーナーが不動産資源を早く売ってしまおうと考えるようになった。麦田のまとめた統計では、10月の平均取引価格は前月比1.5%低下し、5月に価格が低下して以来、6ヶ月連続での価格低下になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月28日
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