華碩と騰訊はこのほど協力して、販売価格6999元(約11万7831円)の家庭用スマートロボットを売り出した。家庭用ロボットは現在、ハードウェアメーカーやインターネット企業が陣地争いをする分野になりつつある。「北京日報」が伝えた。
新発売の家庭用ロボット「小布」は華碩のハードウェア技術と騰訊雲(テンセントクラウド)の人工知能(AI)音声プラットフォーム技術を結合させたもの。表情、指示、追いかける動作などを子どもでも設定することができ、アクティブな動きをする。「小布、一緒においで」と呼びかけると、すぐにフォロー設定が動き出し、家の中を歩いたり走ったりして子どもの後をついていく。このスマートフォロー機能の背後には、コンピューターによる視覚とスマートコントロールを合わせた技術、赤外線とコンピューターによる視覚を連動させて自動的に障害物を避ける技術などがあり、機能をしっかりと支えている。スマート家庭用ロボットは高齢者の看護にも利用でき、「助けて」と呼びかけると緊急の看護要員に変身して、ただちに子どもの携帯電話に情報を送ったり、実際に救急車を呼んだりする。家に誰もいない時、小布は定期的に家の中を見て回り、動画を利用してユーザーに家の中の状況をリアルタイムで伝えることもできる、またQQ音楽、騰訊の動画、翻訳、雑学、アシスタント役などのサービスコンテンツもカバーしており、家庭内のさまざまなインタラクティブシーンを楽々と実現する。
易観の報告書「2017年個人家庭用サービスロボット報告」は、「2018年以降、中国の消費者向けロボットは商品化に向けて発展し始め、教育、娯楽、パートナーなどがロボットの最も容易にすばやく切り込めるジャンルになる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月28日
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