「FindNow」は「A-北斗」の標準化A-GNSS(汎地球測位航法衛星システム補助)をサポートする初の製品だ。千尋位置網絡有限公司が10日に発表した情報によると、同社が開発するFindNowのユーザー数は1億人を突破し、毎日のアクティブユーザー数は2000万人前後にのぼり、サービスを毎日2億回提供しているということだ。そのうち、97%が中国本土の利用者で、3%は「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国及びアフリカ諸国となっている。科技日報が伝えた。
同社の陳金培CEOは、「FindNowが登場するまで、北斗衛星測位システムに測位加速・補助サポートを提供できる製品はなかった。国内ユーザーは衛星測位補助サービスを使用するために、国外サーバーによるGPSもしくはGLONASSのデータを利用しなければならなかった。これは国内のユーザーが測位サービスを利用するたび、海外のサーバーにアクセスしなければならず、中国の大量の位置データが海外に流出することを意味する。FindNowの普及により、国の基礎的な位置データを中国国内に留めることができる」と説明した。
携帯電話の測位の起動時間は通常30秒ほどだが、FindNowを導入することで3秒まで短縮される。小米や魅族、金立などの携帯電話メーカーは、FindNowの導入を実現している。これにより携帯電話で測位サービスを利用する際に、よりスムーズな体験を得られることとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月12日
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