王毅外交部長(外相)は9日「国際情勢と中国外交シンポジウム2017」の開幕式で「世界第2、第1のエコノミーである中米両国の良好な相互作用、協力・ウィンウィンへの努力は、国際社会に対するポジティブなメッセージであり、各国に肯定的な予期ももたらす。中国に米国を変える意図はなく、米国に取って代わることも望まない。米国は中国を左右できず、ましてや中国の発展を阻止することはできない。協力すれば互いに勝ち、対立すれば必ず共倒れする。これは戦略的視点と明晰な頭脳を持つ人なら誰しも認める客観的事実であり、人の意志では変えられない必然的趨勢でもある。このため中米間には一層の相互適応が必要だ。中国は相互尊重を基礎に、超大国である米国との平和共存を望んでいる。米国も自らの国情に合った発展路線を歩み、中国の特色ある社会主義を堅持する中国を理解し、受け入れる必要がある」と指摘した。新華網が伝えた。
王部長はまた「中米の付き合いは当然ルールを遵守する必要がある。このルールとは一般に認められる国際法と国際関係の基本ルールであり、国連憲章の趣旨と原則であり、中米が共に署名した3つの共同コミュニケだ。ゼロサムの角逐、対立を図る古い思考はすでに価値がない。小異を残して大同につくこと、協力・ウィンウィンこそが未来を切り開く正しい道だ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月11日
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