四川省綿竹市九龍鎮の霊官楼で、10日13時ごろ突如火災が発生し、炎は瞬く間に激しく燃え広がった。動画からもわかるように、寺の敷地内に建設されていた高塔が激しい炎に包まれ、周囲に黒煙を上げている。情報によると、この寺院はいまだ建設工事中で、火元である大殿から火が上がったのち、隣の高塔に燃え移ったと見られている。火災で焼失したこの木造の塔はすでに8年間にわたり建設工事が進められており、中国の伝統的な「卯樺構成」という釘を使わない木造軸組みの工法を採用。16階建てのこの高塔はアジアで一番高い木造の塔と言われていた。炎の勢いはなかなか衰えをみせなかったが、現地ではすでに消火・救助活動が展開されており、現時点までに死者やけが人の報告はないという。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年12月13日
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