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第一回中日サッカーサミットが東京で開催 ユース育成で協力強化へ

人民網日本語版 2017年12月15日09:41

第一回中日サッカーサミットが12日、東京で開催された。中日双方は、中日のサッカー界が代表チーム、ユース育成、プロサッカー、市場開発などの面で交流・協力を強化する必要があるとの見方を示した。新華社が報じた。

在日本中国大使館の陳諍・文化参事官は、「今回のサミットは、中日のサッカー界に交流の機会を提供する。交流を通して両国のサッカー界が相互理解を深め、アジアのサッカーのレベルを向上させるよう共に促進することを願っている」と期待感を示した。

中国サッカー協会の専属執行委員・林暁華氏は、「中国サッカーの改革、発展、及び中日のサッカー協力」と題する講演を行い、「中国のプロサッカーリーグはもうすぐ25年目を迎える。しかし、100年の歴史を持つ世界のサッカー強国のリーグに比べると、まだ『小学生』のレベルだ。ここ3年、中国サッカーは積極的に学習、参考の道を模索し、その差を縮めるよう取り組んでいる。そして、中国のプロリーグを繁栄・発展させるのを基礎として、さらに規範化させ、バランスを取り、健全な状態にできるよう努めている」と語った。

さらに、林氏は、「日本サッカーは長年の学習と模索を経て、自分たちに適した技術体系を構築し、国際的な試合でもそれが通じることを証明してきた。その成功の経験は、今の中国サッカーの発展にとって、参考にする価値がある。日本サッカー協会と友好的な協力関係を引き続き保ち、代表チーム、ユース育成、プロサッカー、指導者・審判の育成、市場開発などの多方面での交流・協力を強化することを願っている」とした。

東アジアサッカー連盟の会長を務める、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「サッカー友好 アジアと世界に貢献する日中の役割と協力」というテーマで基調講演を行い、「アジア全体のサッカーのレベルが向上することは、日本の発展にとっても有益。指導者の育成という面では中国より日本のほうが先を進んでいるかもしれない。日本は、この面で中国をサポートすることを望んでいる。日本には現在、指導者ライセンスを持つ人が約8万人いる。人口規模から見ると、中国には少なくとも80万人は必要。今後、中国が指導者の育成システムを構築できるようサポートしたい。40人以上の日本人指導者が現在、中国のサッカークラブで働いている。中国の若い選手は自国リーグでプレイし、高収入を得ている。一方、日本の選手はさらにたくさんのお金をもらうために欧州などのリーグでプレイしている。このことの是非について、中国サッカー協会の関係者とじっくり話し合うことを願っている」と語った。また、中国の青少年サッカー育成、女子サッカーのレベル向上などの面で日本の経験を紹介したほか、提案を行った。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年12月15日

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