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中米留学事情 米国は欧州志向、中国は世界志向

人民網日本語版 2017年12月12日14:46

中国と米国の文化には大きな差があると言われる。米国は開放的で、中国は保守的な印象があるが、両国の留学生を見てみると実情は異なっているように見える。国際教育機関(Association of International Education)が発表した最新情報によると、海外の大学で2015-16年度に卒業した米国人学生は33万人弱。中国教育部(省)のデータによると、中国人学生は108万人にのぼる。米ビジネスサイト「クオーツ」の記事を引用して環球時報が伝えた。

米国のこの33万人のエリートにとって、欧州諸国が渡航先として最優先されている。昨年は米国人学生の55%が、欧州留学を選択した。米国人学生の出国の目的は、旅行や異なる文化の探索だ。欧州大陸と英国では、異なる文化に浸ることができるが、それほど大きな差が長期滞在もしやすい。言葉の壁があることから、米国人学生は遠い国での留学をあまり好まない傾向にある。データによると、米国人留学生の3分の2以上が、英語圏の国もしくは言語を最も習得しやすい国を選んでいる。

その一方で、中国人学生の留学目的は、単に世界を見ることではない。彼らはさらに、世界の労働市場で勝ち抜こうとしている。彼らは家族から遠く離れることを恐れず、ほぼ全員が学位を取得しようとする。言葉と文化の壁にぶつかった場合も、多くの中国人学生はこれと向き合おうとする。研究によると、中国人学生の留学先は4000マイル以上離れた、主要言語が中国語ではない国が中心だ。短期的に見ると米国人学生の手段の方が優れているかもしれないが、就職活動を始めると備えが十分な中国のライバルと競い合うことになるだろう。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月12日

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