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山東省内のSAがスマート化改築で5つ星ホテル基準に

人民網日本語版 2017年12月13日11:24

55日間にわたる改築工事を終えた京台(京福)高速道路の泰安西サービスエリア(SA)が9日、正式に開業した。記者の調べによると、このSAは5つ星ホテル基準で建設されており、ヘリポートも設置されている。山東高速SA管理有限公司は2018年末までに、省内50組のSAの改築・建設作業を終える。山東商報が伝えた。

◆トイレにディスプレイ

天津市で働く孫さんは記者に対して、「私は天津と南京の間を頻繁に行き来するので、いつもここで食事をしている。この2ヶ月間は来ていなかったが、変化が大きすぎて、SAというよりはショッピングモールのようだ。このSAについてはよく知っているが、今回は道に迷ってしまった」と話す。別の利用者も「ネットで話題になっているSAはここなのか」と驚いた様子で話した。

改築された泰安西SAには、見違えるような変化があった。記者が現場を訪れたところ、レストランやコンビニが合理的に配置されており、その美しい内装は、ショッピングセンターのようなファッショナブルな雰囲気となっており、最も人目を引かないはずのトイレまで、スマート・ディスプレイが設置されていた。混雑し、古臭いという従来の印象を払拭するこの新しいSAはまさに人々が驚きを禁じ得ないほど高級感に溢れており、ヘリポートまで設置されているほど。泰安西SAの関係者は、「航空業者と協力し、SA内にヘリポートを設置し、1-2機が離着陸することができる。これらのヘリは救急センターとして利用できるだけでなく、空の旅のような観光にも利用できる。それだけでなく、高速道路で問題が生じた場合、重要な任務を帯びているような人々を輸送することもできる」と紹介した。

◆調理にもハイテクを導入

SAの職員は、「以前は1人30元(1元は約17円)のバイキングのみの提供だったが、改築により中国料理、西洋料理、軽食、デザート、飲み物など10種類以上のコーナーを設置し、お年寄りから子供まで様々な年齢層の好みを満たしている。」と説明した。SA内を取材すると、軽食からピリ辛風味の煮込み料理、土鍋の炊き込みご飯、スイーツ、ミルクティーまでさまざまな料理が美味しそうな香りを漂わせていた。その価格も一般的なショッピングモールなどに比べても大差なかった。外食チェーン店などが出店しているだけでなく、現地の特色あふれる特産品を十分に取り入れている。さらにはスマート調理ロボットも採用されており、ロボットは安定した味付けや調理時間を保証できるため、利用客が列に並ぶ時間も短縮されている。

◆50組のSAを改築・建設

泰安西SA副マネージャーの杜輝氏は、「わかりやすく言えば、SAの機能の質的飛躍を実現する。スマートサービス・システムの開発により、山東高速道路は『高速e駅』アプリをリリースし、サービスのスマート化アップグレードを実現している。このアプリはより速く、より合理的なルートを提供し、専門技術による位置表示と動画認証により、道路前方のリアルタイム動画を直観的に目にすることができる。またアプリには食事・宿泊の予約、給油、ショッピングといったサービス機能を備え、購入した商品を自宅まで直接郵送することも可能にしている」と話した。

泰安西SAの改築の成功を皮切りに、山東高速道路所属のSAは全面的に新たなビジネスモデル及びスマート管理モデルを導入していく。計画によると、山東高速SA管理有限公司は2018年末までに、省内全30組のSAの改築作業を終え、さらに建設業者と協力し20組のSAを新設するということだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月13日 

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